みなさんは「日記」書いたことがありますか?
やってみようと思ったことはある!とか、始めてみたけど続かなかった...という人も多いのではないでしょうか。
僕も最初は続きませんでした...。笑
でも最近は習慣化に成功していて、快適な日記ライフを楽しんでいます。
日記が習慣になると感じるようになってくるのですが、日記を書くことにはメリットがありすぎる!!
やってない人は確実に損をしていると思います。
そこで今回は、日記を書き続けて僕が実際に感じた「日記のメリット」について、「人生の記録を残す」「文章化する」という大きく2つの項目に分けてお伝えしていきます。
少し細かいので、目次から選んで読むことをおすすめします!
日常を書き残していくメリット
日記をつけるとは、書かなければ忘れていったであろう記憶を、文章として残していくことですよね。
「忘れたいことは忘れたいし、嬉しかったことはちゃんと覚えてるから自分には必要ない!」
そんなふうに考える人もいるかもしれません。
でも!
日記にわざわざ記録を残すのは、それだけの価値があるからなんです。
見返すと面白い
僕はこのために日記を毎日書いている!と言っても過言ではないです。
なぜそんなに面白いのだろう?と、自分なりに考えてみました。
思考のタイムカプセルになる
いろんなことを経験して影響されることで、考え方っていうのは、日々変わっていくものですよね。
数年前の自分と、今の自分。同じ”自分”でも、価値観は想像以上に変化していると思います。
でも、ほとんどの人はそんなことになんて気づかずに過ごしています。
「初心忘るべからず」は意外と難しいですからね...。
でも!もし変化する前の思考をもう一度知ることができたら、めちゃくちゃ面白いと思いませんか?
「これホントに自分が思ってたことか?!」と不思議な感覚に陥ったり、
「懐かしいなぁ...」と思い出に浸ったり...。
そんなことを可能にするのが「日記」なんです。
日記を読み返せばそのとき考えていたことが分かりますからね。
- そのページを開けば、当時の自分が一瞬でよみがえってくる。
- 変わりゆく価値観をその日付に封じ込めて、未来の自分が読み返すことで、それが懐かしくふわっと感じられる。
僕はこの感覚から、日記のことを「思考のタイムカプセル」と呼んでいます。
あのワクワクと同様のものをページを開くだけで感じられるんです!
これは日記の醍醐味だと思いますね。
物語みたいに楽しめる
日記が物語って、自分大好きか!!と突っ込まれそうですが...
全然そういうことではないのでご安心を。ちゃんと理由があります。
日記を読むのは”今の自分”、その日記を書いたのは当然”過去の自分”なのですが、
読んでいるページを書いたのは、”その日が今だと思っている自分”ですよね。
”その日の自分”は、未来の自分なんて知らずにその日記を書いているのです。

これってなんか不思議じゃないですか?笑
読んでる側からしたらこれから何が起こるか全部知ってるのに、日記を書いてる自分は何も知らない。
まるで別人の物語を読んでるみたいに思えませんか?
日記は過去の自分を客観的に見られるからこそ、「確かに自分だけど自分ではない誰か」が主人公の小説を読んでるみたいな感覚になる!っていう話でした。
ああややこしい..。
自分の成長を感じられる
先ほどの内容から日記の特徴を少しまとめると、次のようになります。
「客観的に自分の変化を見る」ことができるのなら、「自分の成長に気づく」こともできます。
例えば日記を読み返して、幼稚なことを考えてる自分を「バカだなー!」って笑ったり、悩んでるかつての自分に「こんなちっぽけなことで!」って思えたり。
そんな自分に気づいたのなら、それは成長している証です。
TOEICなどの資格みたいに点数が分かれば、自分の成長はいつでも感じられるのですが、
何気なく過ごしている中では、自分の成長に気づける機会というのはあまりないと思います。
成長が感じられればそれがどんどん自信にもつながるので、それを知る手段のひとつとして日記を書いてみるのもおすすめだと思います。
文章化するメリット
続いては文章化するメリットについてお伝えします。
日記と言えば「日常を記録していくもの」という側面だけに注目されがちですが、「自分の頭の中の考えを文章化する」という側面にもメリットがあるのです。
感情を整えられる
日記には、日々の感情を調整してくれる効果があります。
主に感じているのは、次の2つですね。
プラスの感情が増幅する
その日にとても嬉しい出来事があり、それを日記に残しておこう!と思い立ったとします。
日記に書くためには、まずはそのことについて詳細に思い出そうとしますよね。
「こんなことがあったなぁ...」
思い返しているこの時点で、すでに少しハッピーな気持ちになっていると思います。
次に、いざ日記に書こう!となりますが、すべてを詳細に書くのは時間がかかって面倒だし、言いたいことが分からなくなる恐れもありますよね。
そこで要点を絞って書くことになると思います。
「どんなところが嬉しかったんだろう..?」
そんなことを考えながら文章にしていると、本当に自分が嬉しかったことが徐々に分かってきます。
そして最終的な日記には、無駄がそぎ落とされ、喜びを感じたことだけが残っている文章が出来上がっているはずです。
「そうそう!ここがホントに嬉しかったんだよね!!」
と、その出来事の喜びはもっと大きなものになっていると思います。
これは、
本当に言いたいことだけをまとめる中でプラスの感情が浮き彫りになり、それを文章化して再認識することで、その喜びが増幅する
ということなんですね。
一日の終わりなんかにこれをやると、「今日も良い日だったなー!」っていう気持ちで寝られることになるので、とってもおすすめです!
マイナスの感情がすっきりする
日記を書くことで、プラスの感情は増幅する!とお伝えしましたが、マイナスの感情の場合はどうなるのでしょうか?
さっきと同じ考え方だと、「日記を書くとマイナスの感情も増えちゃうんじゃないの??」と思われる方もいるかもしれませんね。笑
でも大丈夫!
マイナスな気持ちを日記に文章化すると、モヤモヤをすっきりできる効果があります!
ほんとに不思議ですよね。
ポジティブなことは増えるのに、ネガティブは減るなんて。
いいことしかないじゃん!!笑
僕なりに考える理由は次の2つです。
- 誰かに愚痴をこぼしてすっきりする感覚に似ている
- モヤモヤも文章化すると、冷静に考えられる
まずは1つ目から。
何かムカついたことがあるとき、誰かに愚痴を言いたくなりませんか?
そして思う存分愚痴ると、とてもすっきりしませんか?
たとえ相手に共感されなかったとしても、言いたいことをとりあえず全てはき出すと、不思議とモヤモヤがなくなりますよね。
日記にイライラをとにかくぶつける。思っていることを書きなぐる。
これだけでも同じようにとてもすっきりします。
次は2つ目。
マイナスの感情を文章にすると、
・自分が何にムカついているのか、何が悲しかったのか
・具体的にどんな気持ちなのか
これらを客観的に見られるようになります。
書き出してしまえば、もはやモヤモヤだって目に見える文章になりますからね。
自分の考えてる負の感情が視覚化できると、
「こんなことで悩んでたのか!」とイライラしてた自分がちっぽけに思えたり、「もういいや!」と切り替えることができたりします。
モヤモヤを残したままにすると、それがいつまでも頭の中を漂い続け、引きずってしまうことになりかねません。
そして何より日記に負の感情をぶつけることのメリットは、「なんの躊躇もなく、ありのままに思う存分言いたいことが言える!」ということです。
人に愚痴を言うときは、少なからずブレーキがはたらいてしまいますよね。
言っていいことと悪いことはあるし、あまり取り乱してもよくないし。
でも日記ならそんなこと気にせずにすべての思いをぶちまけることができます。
だれにも迷惑をかけることなく、こんなことができる場所は、日記くらいしかないんじゃないでしょうか。
ストレスをため続ければ、いずれ大きなものになってしまいます。
取り返しがつかなくなる前に、日記を書くことで少しずつでも負の感情を清算していけば、ストレスの大幅な軽減につながるはずです!
自分を再発見できる
日記を書いていると、毎日自分の考えや喜怒哀楽を文章にして、客観的に認識することになりますよね。
そうすると、不思議と自分の傾向が分かってくるようになるんです。
”自分の傾向”っていうのは、例えば、
・何に喜びを感じるのか
・何にムカつくのか
・どういうことに悩んでいるのか
のような、自分がしがちな思考・行動パターンのことです。
これらが分かると、自分で先回りして対処法を考えることができるので、とても面白いんですよね。
ちょっと例をあげてみます。
僕は日記を寝る前に書くのですが、「今日は良い日だったー!」というときと、「今日はマジ最悪だった」っていうときがあるんですよね。
なにか特に大きな出来事がなかったとしても、です。
なんでかなー...と考えていたのですが、
日記を見返していろいろ思い出してみると、ネガティブになってイライラしてる日って、たいていが寝不足の日だったんです。
寝不足だと朝からイライラするし、日中もタスクに集中できなくて、それでネガティブになってるのか!
という自分のパターンを、日記を書く中から見つけたんですね。
そうと分かれば話は早い。
早めに寝て、十分睡眠をとれるようにするだけです。
こうして寝不足から生まれてたストレスは解消できるようになりました。
これはあまり面白くない例でしたね。
他にもテンションが高めの日にはたいていある出来事があった!なんて発見もあったりして、自分の気分を上げる方法が分かったりもします。
脳の負担を軽くできる→精神も楽になる
僕の考えていたことを、とてもうまい表現で紹介しているブロガーさんがいました。
日記は脳の外付けハードディスク
日記をつけるメリット【思考の整理・脳の負荷軽減・心が落ち着く】
まさに同意見です。
日記を書くことで脳のメモリーを開放できる!という感覚は、すごくよく分かります。
脳に駆け巡るアイデアとか考え事を日記に書き出せば、もうそのことを記憶しておく必要はなくなりますよね。
「もうこのことについて覚えてなくてもいい!」っていうのは、脳にとっても、精神的にもすごく楽になることだと思うのです。
例えば、買いたいものを記憶して出かけるのと、買い物リストを作ってから出かけるのとでは、まったく負担が違いますよね。
後者なら買い忘れがなくなるし、気楽に買い物ができるようになります。
この効果は、特に寝る前に役に立つと思いますね。
何か考え事があったり、覚えておくべきことがあると、モヤモヤして眠りづらいなんて経験はありませんか?
僕はしょっちゅうあります。笑
そんなときに日記を取り出し、頭に浮かんだ思考を書き出すと、脳が軽くなった気がして安心して眠りにつけるんです。
ぜひこのすっきりする感覚を体感してほしいです!
何気ない日常がネタになる(番外編)
記事のテーマからは少し外れますが、どうしても伝えたかったので番外編です。
僕は日記を書き始めてから、自分の中である変化が起こっていることに気が付きました。
それは、「何気ない日常のひとつひとつを意識するようになった」ということ。
日記を書いていなかった頃は、毎日が同じことの繰り返しのように思え、つまらなくて仕方がありませんでした。
ただ学校へ行って、勉強して、帰って、寝る。
僕はあまりアクティブな性格ではないので、何かぱっと明るいことをするわけでもなく、変化がない日常に飽き飽きしていました。
でも「変化がない日常」なんていうのは、実は存在しなかったんです。ただ気が付いていなかっただけ。
日記を毎日書いていると、何気ない日常の一コマ一コマにネタが転がっていることに気が付きます。
・空気が気持ちよかった、空がきれいだった、可愛い子がいた、昼飯がおいしかった、....
日記に書こうと思うと、あらゆることを意識して、些細なことに感動を覚えるようになります。
「あっ、これ日記に書けそうだな!」って。
だから「今日は何もなかったなー!」と思っても、日記に文章を書いてみると、意外といろんなことを考えてたり感じてたことに気づきます。
別に特別なことをしなくても、そのときに感じたものはその場限りのもの、特別なものなんです。
そうして昨日とは違う文章が書かれている日記を見ると、「今日も良い1日だったなー!!」と思えるようになり、ポジティブになれるのです。
「あなたの感情が繊細過ぎるだけなんじゃないですか」
と突っ込まれそうですが、日記を書いている人なら、たぶん同じことを感じてるんじゃないかなぁ...?笑
おわりに
今回は日記のメリットについて長々とお伝えしました。
日記を始めると、ホントに何気ない日常が面白く感じられるようになります。
人生が豊かになる!とまでは言えませんが、つまらない単調な人生をちょっとだけハッピーなものにしたい!と望むのなら、日記は手軽でピッタリなアイテムだと思います。
やってみた人はぜひ、感想を聞かせてください!
コメント